パソコンで二乗（²）を入力する5つの打ち方！便利な方法【初心者向け】

「パソコンで二乗ってどうやって打つの？」と困ったことはありませんか。

ExcelやWord、あるいはメールなどで「X²」や「10²」を表現したい場面は意外と多いものです。

でも、通常の数字入力だけでは出せず、少し特殊な操作が必要になります。

この記事では、初心者でも確実にできる「パソコンで二乗を入力する5つの方法」をわかりやすく紹介します。

さらに、うまく表示できないときの対処法や、スマホでの入力方法も解説。

これを読めば、どんな環境でもスムーズに「²」を使いこなせるようになります。

パソコンで二乗を入力する基本の考え方
1. 二乗とは？どんなときに使うの？
2. 普通の「2」と二乗の「²」は何が違う？
初心者でもできる！パソコンで二乗を入力する5つの方法
どうしても二乗が入力できないときの対処法
1. 「X^2」で代替する方法
2. フォントや環境依存文字の問題を確認する
スマホで二乗を入力するには？打ち方を紹介
1. Gboardで二乗を出す手順
2. 「キャレット（^）」を使う方法
自分の環境に合った二乗の打ち方を選ぼう！まとめ

パソコンで二乗を入力する基本の考え方

この章では、そもそも「二乗」とは何か、そして普通の数字の「2」とどんな違いがあるのかを整理します。

まずは基礎を理解してから、実際の入力方法を覚えるとスムーズですよ。

二乗とは？どんなときに使うの？

「二乗」とは、ある数を2回かけることを意味します。

たとえば「3の二乗」は「3×3＝9」を表します。

日常ではあまり使わないかもしれませんが、学校での算数や仕事でのデータ処理など、数式を扱う場面で登場します。

つまり、「二乗」とは“同じ数を2回かけた結果”を表す記号なんですね。

見た目としては「²（上付きの2）」の形で表示されます。

表現例	読み方	意味
3²	3の二乗	3×3＝9
10²	10の二乗	10×10＝100

普通の「2」と二乗の「²」は何が違う？

見た目が似ていても、「2」と「²」は別の文字として扱われています。

通常の「2」は数字そのものを表し、一方の「²」は「上付きの2（スーパースクリプト）」という特殊文字です。

ここを混同すると、数式の意味が正しく伝わらないことがあるので注意が必要です。

たとえば「10²」と「102」では、全く意味が違いますよね。

この違いを理解しておくことで、今後紹介する入力方法をスムーズに使い分けられます。

種類	表示	役割
通常の数字	2	単なる数値
二乗記号	²	「2回かける」を示す記号

パソコンでは、普通の2と二乗の²を入力する操作が違うという点をしっかり押さえておきましょう。

初心者でもできる！パソコンで二乗を入力する5つの方法

ここからは、実際にパソコンで「²（二乗）」を入力する方法を5つ紹介します。

どれも難しい操作ではありませんが、使っている環境によってやり方が少し異なります。

まずは自分のパソコン環境に合った方法を見つけることがポイントです。

方法①：文字変換で「2乗」と入力する

最も簡単で直感的なのが、日本語入力の「変換」機能を使う方法です。

これは、特別なコードを覚えなくても使えるため、初心者におすすめです。

手順は次の通りです。

手順	操作内容
①	日本語入力モードで「2」と入力する。
②	スペースキーを押して変換候補を表示する。
③	候補の中から「²（二乗）」を選択する。

もし候補に出ない場合は、変換候補の一覧をさらにスクロールして探してみてください。

環境によっては出ない場合もあるため、その場合は次の方法を試しましょう。

方法②：UNICODE（ユニコード）を使って入力する

UNICODEとは、世界中の文字に一意の番号を割り当てた国際的な文字コードのことです。

二乗記号「²」に対応するUNICODEは「00B2」です。

次の手順で入力できます。

手順	操作内容
①	日本語入力モードで「00b2」と入力する。
②	入力後に「F5」キーを押す。
③	候補の中から「²（二乗）」を選ぶ。

この方法はWindows全般で使えますが、「00b2」は英数字で入力する点に注意しましょう。

覚えておくと、他の特殊文字にも応用できる便利な方法です。

方法③：Altキーとテンキーで入力する

Windowsのテンキーを活用した方法もあります。

二乗記号「²」は、Altキーとテンキーを組み合わせることで入力できます。

手順	操作内容
①	カーソルを二乗を入れたい場所に置く。
②	Altキーを押した状態でのまま、テンキーで「0178」と入力する。
③	Altキーを離すと「²」が表示される。

注意： ノートパソコンのようにテンキーがない機種では、この方法は使えない場合があります。

テンキー付きの外付けキーボードを使うと便利です。

方法④：HTMLタグを使う方法（ホームページ作成など）

HTMLとは、Webページを作るための言語です。

ブログやWebサイトに数式を入れる場合、「上付き文字（sup）」タグを使えば簡単に二乗を表現できます。

入力例	表示結果
X<sup>2</sup>	X²
10<sup>2</sup>	10²

HTMLを使えば、どんなブラウザでも正しく表示できるため、ブログ執筆者にも人気の方法です。

方法⑤：Wordで書式を変更して二乗を表現する

Microsoft Wordを使っている場合は、「上付き文字」という書式機能を使うのが最も簡単です。

以下の手順で行えます。

手順	操作内容
①	Wordで「52」と入力する。
②	「2」を選択する。その状態で、メニューの「書式」→「フォント」を開く。
③	「上付き」にチェックを入れて「OK」をクリック。

これで「5²」のように表示できます。

Wordではフォント設定に依存しないため、最も確実に二乗を表現できる方法といえるでしょう。

文書作成で使うなら、この方法が最もおすすめです。

どうしても二乗が入力できないときの対処法

ここでは、上で紹介した方法を試してもうまく入力できない場合の対処法を紹介します。

原因は、入力方法のミス以外にも「フォント」や「環境依存文字」といった要素が関係していることがあります。

入力できないときは焦らず、まずこの章の内容をチェックしましょう。

「X^2」で代替する方法

どうしても「²」が入力できない場合の最も簡単な代替方法が、「X^2」と書くことです。

これはエクセルやプログラミングなどでよく使われる記号の書き方です。

「^（キャレット）」は、「乗算」を表す記号として広く認識されています。

入力例	表示	意味
X^2	X^2	Xの二乗
10^2	10^2	10の二乗

注意： これは見た目上の表現であり、実際に「上付きの2」ではありません。

それでも、多くの人に「二乗」として伝わるため、テキストベースでは十分に実用的です。

特にビジネスメールやエクセルでのメモなどでは、この表現でもまったく問題ありません。

環境依存の影響を受けない安全な表記法として覚えておくと良いでしょう。

フォントや環境依存文字の問題を確認する

二乗記号が入力できない、または表示されない原因の多くは、「環境依存文字」に関係しています。

環境依存文字とは、使っているパソコンのOSやフォントによって表示が異なる文字のことです。

つまり、他の人のパソコンでは正しく見えない可能性もあるということですね。

原因	説明	対策
フォント非対応	使っているフォントが「²」に対応していない。	フォントを「Arial」や「Times New Roman」に変更。
環境依存文字	別のOS（例：Windows→Mac）で正しく表示されない。	「X^2」などの代替表現に置き換える。

特に日本語フォントの一部では、「²」が文字化けする場合があります。

そうした場合は、フォント設定を「英字フォント系」に切り替えるのがおすすめです。

また、SNSやチャットツールなどの一部では上付き文字に非対応なこともあるため、見た目が崩れることがあります。

「見えない」「化ける」ときはフォント変更か代替表記を試すのが最も確実な対応です。

スマホで二乗を入力するには？打ち方を紹介

ここでは、スマートフォンで「二乗」を入力する方法を紹介します。

実は、スマホでもパソコンと同じように「²」を直接入力することができます。

キーボードアプリの機能を使えば、簡単に二乗を出すことができるので、順番に見ていきましょう。

Gboardで二乗を出す手順

Googleが提供する無料キーボードアプリ「Gboard」では、二乗を変換候補から選ぶだけで入力できます。

この方法は、AndroidスマホやiPhoneのどちらでも利用可能です。

手順	操作内容
①	キーボードを日本語入力モードにする。
②	数字の「2」を入力する。
③	変換候補に「²（上付き2）」が出たら選択する。

変換候補に表示されない場合は、キーボードの候補一覧を少しスクロールしてみてください。

古いバージョンのGboardでは候補が出ない場合もあるため、その際はアプリをアップデートしておくとよいでしょう。

Gboardを使えば、特別な設定なしで二乗が簡単に打てるのが魅力です。

「キャレット（^）」を使う方法

スマホのキーボードに二乗記号がない場合は、「キャレット（^）」を使う方法も便利です。

これは、パソコンと同じように「X^2」の形で入力する方法です。

「キャレット（^）」はキーボード上で「きごう」と入力して変換することで出すことができます。

手順	操作内容
①	「きごう」と入力して変換候補を開く。
②	候補の中から「^」を選択する。
③	「^」の後に「2」を入力する（例：5^2）。

この方法なら、どのスマホでも確実に「二乗」を表現できます。

注意： 「^2」はあくまで見た目の表現であり、上付き文字ではありません。

ですが、相手に意味が伝われば問題ない場合も多いので、SNSやメッセージなどではこの方法がよく使われます。

スマホでは「²」が出ない場合でも、「^2」で代用できることを覚えておくと便利です。

自分の環境に合った二乗の打ち方を選ぼう！まとめ

ここまで、パソコンやスマホで「二乗（²）」を入力する方法を詳しく解説してきました。

最後に、状況別にどの方法を選べばよいかを整理しておきましょう。

自分の使っている機器やソフトに合わせて、最もスムーズな方法を選ぶことが大切です。

環境	おすすめの方法	備考
Windows PC	Alt＋テンキー（0178）またはUNICODE（00B2）	どちらも確実に「²」を表示できる。
WordやExcelなどのOfficeソフト	書式設定で「上付き」に変更	見た目が美しく、フォント依存の問題が少ない。
ブログやWebサイト	HTMLタグ「<sup>2</sup>」	どんなブラウザでも正しく表示される。
スマートフォン	Gboardで変換候補から入力／「^2」で代用	アプリによっては直接入力できない場合もある。