幼児が一人でコップ飲みができるようになるまでは食事中もヒヤヒヤしますよね。
自身の育児経験を振り返ると、子供がストローからコップへの移行は簡単ではありませんでした。
特に保育園や幼稚園の入園を控えた親御さんは、コップ飲みを身につけさせることに不安を感じるかもしれません。
そんな親御さんに向けて、コップでの飲み方に役立つアドバイスをいくつか紹介します。
子どものコップ飲み、成功のコツは?
子供がストローの使用に慣れてからコップ飲みに挑戦する際は、予想以上に困難が伴います。
多くの保護者から、「子どもが上手に飲めずにこぼしてしまう」という声を耳にします。
私自身も子供がコップで遊んだり、噛んだりしてなかなか上手く飲めなかったことが何度もありました。
また、子供がコップの中に手を入れることも少なくありません。
コップ飲みの練習に苦戦する口コミも数多く見られるように、コップ飲みの練習に頭を悩ませている親御さんが多くいることがわかりました。
赤ちゃんのためのコップ飲みを練習する3つのポイント
多くのお母さんが赤ちゃんのコップでの飲み方に困っているのはよく聞く話です。
スムーズにコップ飲みができるようになるためのコツがあれば、ぜひ参考にしたいものです。
今回は、効果的にコップ飲みを教えるための3つのポイントを紹介します!
- まずは飲み込めるようになってから始めます
- 少しずつ飲みやすいものを選んで与えてみましょう
- 練習専用の特別なマグカップを使うのも一つの方法
これらのステップに沿って、具体的なアドバイスを詳しく解説していきます!
飲み込めるようになってから始める(ごっくん)
赤ちゃんが自然に飲み込む能力を身につけるまで待つことが大切です。
コップを使う前に、しっかりと飲み込めるか確認することが必要です。
離乳食をスプーンで与えて、スムーズに飲み込めるかを見極めましょう。
一般的には赤ちゃんは5ヶ月頃からこの技術を習得しますが、個々によって異なるので焦らないようにしてください。
飲み込むことができるようになれば、次はスプーンに少し水を取り、すすり飲む練習を始めます。
スプーンの端を赤ちゃんの下唇に軽く触れさせつつ口に入れ、飲む動作を教えることがポイントです。
この練習をクリアするまでは、コップでの飲み方へ進まないようにしましょう。
少しずつ与えることで慣れさせる
大量に飲み物を与えると、赤ちゃんが驚いてしまい、飲み物を吐き出してしまうことがあります。
これが原因でコップ飲みを嫌がるようになることも。
そのため、コップで飲む練習を始める際は、少量ずつ与えることが重要です。
また、赤ちゃんの小さな口に合わせたサイズの小さな容器を使用するとよいでしょう。
例えば、おちょこを使うと赤ちゃんも扱いやすく、飲みやすくなります。
もし家におちょこがなくても、他の小さな容器で代用可能です。
小さい容器を使うことで、赤ちゃんもより簡単に飲むことができ、飲みこぼすリスクも低減されます。
※始める時は、特に誤飲に気をつけて安全に注意してください。
コップ飲み用の練習マグを使ってみる
練習用マグカップを活用する方法もおすすめです。
市場にはさまざまなタイプの練習用マグカップがあるので、コップ飲みの練習が進まない方は取り入れて気分をかえるのもおすすめです。
5ヶ月頃からコップ飲みの練習ができるマグカップもあり、逆さまにしても液体が漏れ出ない設計が施されているので練習につきあう親の気持ちも楽になります。
赤ちゃんが噛むことでスリットが開いて飲み物が出る仕組みになっており、赤ちゃんの服や周りが汚れることがないのも安心です。
ただ、練習用マグカップを使ってもすぐに上手に飲めるとは限らないのでその点は注意が必要です。
我が家の子どもは、結果的には小さめの普通のコップが飲みやすかったようです。(持ち手つき)
実際に購入する際は、子どもに合ったマグカップを見つけるのが難しいかもしれませんが、成功したという声も聞きますので、合うあわないもありますが試すのも良いかと思います。
反対にこのような情報もありました。「一部の専門家はストロー飲みよりも先にコップ飲みを始めることを推奨している」という声です。
これは、ストロー飲みとコップ飲みで使用する口の筋肉が異なるため、発達の観点からコップ飲みを先に教えるほうが良いとされているようです。
通常はストロー飲みからコップ飲みへと進むのが一般的ですが、必ずしもその順序に従う必要はありません。
もしまだストロー飲みを教えていないのであれば、コップ飲みから始めてみるのも良いですね。
コップ飲み練習をするときのポイント
子どもにコップを使って飲む方法を教える時に注意したいいくつかのポイントを紹介します。
- 強制的に飲ませない
- いつも励ます
- 失敗しても焦らない
- 最初は水かお茶で練習
- 飲み物は常温で提供する
子どもがコップ飲みに抵抗を示す場合は、無理に飲ませようとしないでください。
以前、私が急いで教えようとした際、子どもが反発してしまった経験があります。
子どもはそれぞれのペースで学ぶので、親が焦る気持ちを抑えて、リラックスして接することが重要です。
また、飲み物がこぼれると片付けが大変ですので、練習の初期段階ではお茶や水を使用することをおすすめします。
子どもが好きなジュースを使うと飲む気になることもありますが、練習を始めるにはシンプルなお茶や水がベストです。これにより、親も練習中にストレスを感じにくくなります。
さらに、飲み物は常温で提供することが望ましいです。
冷たい飲み物は赤ちゃんを驚かせてしまうため、飲むことを嫌がる可能性が高くなります。
常温であればその心配も少なく、スムーズに練習を進めることができます。
保育園入園前にコップ飲みは必要か?
お子さんが保育園に入園する予定で、まだコップ飲みが完全にマスターされていない場合、親御さんは少し心配になるかもしれません。
しかし、心配する必要はありません!実際に多くの子どもたちは、家庭でコップ飲みの練習をそれほどしていなくても、保育園に通い始めると自然と飲むことができるようになります。
保育園の先生たちはこのような技能を教えるのが得意であり、他の子どもたちの行動を見て学ぶことも多いのです。
うちの子は保育園に通いだしてから積極的にマグカップで飲むようになり、スプーンやフォークを使って自分で食べるようになりました。
家だと子供と一対一だったので過保護にしすぎたかも…と感じました。
そのため、コップ飲みがまだ上手ではなくても、過度に心配する必要はないかと思います。
子どもたちの成長はあっという間に進むため、この貴重な時期を焦らず、お子さんとの時間を大切に楽しんでください。
コップ飲みの練習が進まない!保育園生活に影響は?まとめ
コップ飲み練習はなかなか進まなく不安になると思いますが、すぐにうまくいかなくても焦る必要はありません。
コップ飲みのスキルを身につけるためのポイントはこちらです。
- 最初は嚥下(ごくんと飲み込むこと)からスタートしてください
- 飲みやすいものを少量ずつ提供することが重要
- 練習用の特別なマグカップを使用してみるのもおすすめ
これらのポイントを念頭に置いて、子どもと一緒に楽しみながら練習を進めてみて下さい。