日常の対話や職場でよく出てくる「~しづらい」や「~しずらい」の使い方について、どっちが合ってるの?と気になる人も多いかと思います。
- 取りづらい/取りずらい
- 使いづらい/使いずらい
- 分かりづらい/分かりずらい
- 行きづらい/行きずらい
よく使うこれらの言葉ですが、正確な使い方や違いは意外にもあまり知られていないのが現状のようです。
この記事では、「しづらい」と「しずらい」の適切な使い分けとその差を、明確に解説していきます。
「しづらい」「しずらい」の意味
「しづらい」と「しずらい」の持つ意味について解説します。
これらは、動詞の連用形の「する」に「辛い」という接尾語を付けた言葉です。
「しづらい」は、何かを実行する際の精神的または肉体的な困難さを示すために用います。
例として「このリモコンは押しづらい」「この通路は歩きづらい」といった使い方が挙げられます。
これらの表現は、「押しにくい」や「歩きにくい」という言葉で置き換えることが可能です。
次は、「しづらい」と「しずらい」のどちらの表現が正しいのか見ていきます。
「しづらい」と「しずらい」の表記はどっちが正しい?
「しづらい」と「しずらい」の表記に関して、「しづらい」が正しいとされ、「しずらい」は一般的に誤りとみなされます。
これは、「辛い」という接尾語が「づらい」と表記されるからです。
例えば、「し辛い」と漢字で表す場合、ひらがなでは「しづらい」と書かれます。
ネット媒体やメール等で時折「しずらい」と誤って使用されることがありますが、正確な表記は「しづらい」です。
以上のことから、「しづらい」は「○○をすることが辛い」という意味合いとなりますので、「取りづらい」「行きづらい」「使いづらい」「分かりづらい」という表現が正当な使い方ですね。
「しづらい」の適正な使い方
「しづらい」という言葉は、何かを行う上で困難を伴う場合に用いられます。
使われ方としては、心理的な抵抗感や物理的な制限がある際に特に活用されることが多いです。
例えば、「そのお皿は使いづらい」「あのクイズは解きづらい」といった形で、具体的な状況を表現するのに役立ちます。
「しづらい」と「しずらい」の覚え方を解説
「しづらい」は日常生活や学校、職場で頻繁に使われる言葉です。
そのため正しく理解して使えるようにしておきたい言い回しの1つです。
「しづらい」を使う場面
「しづらい」とは、何か行動を起こす際に少し困難を感じる時に使う言葉です。
たとえば、「このリモコンは硬くて押しづらい」や「このブーツは新しくて歩きづらい」と使われる表現ですね。
しづらいの使い方は、「行為が苦労を伴う」と感じる時使います。
「しづらい」と「しずらい」はどっちが正しいの?
「しづらい」が正当な表記方法です。
「しずらい」と書くのは誤っている表現です。
これだけ覚えておくと、使うときに迷うことがないでしょう。
どうして「しづらい」が正しいのか?
しづらいは、「する」という動詞と、「辛い」という意味を持つ接尾語が組み合わさって形成されているからです。
動詞の連用形の「する」に「辛い」という接尾語を付けた言葉なんですね。
この「辛い」をひらがなで読んだ時の正しい書き方は「づらい」のため「~しづらい」が正しい使い方といえます。
使い方の事例
例えば、「このマジックは書きづらい」と使う場合はそのマジックは使いにくいという文脈で使われています。
マジックで書くことが辛いというわけです。
他にも、「○○すること+辛い」と表現する「しづらい」は以下のものがあります。
- 取りづらい
- 使いづらい
- 分かりづらい
- 行きづらい
どれも日常でよく使っている表現ですよね。
話し言葉としてよく使われますが、文字で表現すると迷うことがあるかと思いますので、その時は「○○+辛い(つらい)」と思い出して使ってください。
「しづらい」と「しずらい」はどっちが正しい?まとめ
この記事で、「しづらい」と「しずらい」の使い分けと、どっちが正しいのか表記法について詳しく解説しました。
正確な表記は「しづらい」が正しく、「しずらい」は誤った形です。
言葉の成り立ちが、動詞の連用形の「する」に「辛い」という接尾語を付けた言葉だからです。この点をしっかり記憶しておくことが重要です。
特に、ビジネス文書や公式の書類を作成する際には、間違えないようにしづらいと使えるようにしておきたいものです。参考になりましたら幸いです。